美容サロンのインスタ運用で「いいね数が少なくて恥ずかしい」と悩んでいませんか。実は、いいね数を非表示にすることで、集客が安定し始めたサロンが増えています。本記事では、いいね数非表示機能の本質を理解し、あなたのサロンに最適な選択をするための具体的な判断基準とテクニックをお伝えします。
なぜ今「インスタいいね数非表示」が注目されているのか
インスタの仕様変更と背景
Instagramは2021年に「いいね数非表示機能」を正式にリリースしました。この機能は投稿ごとに設定可能で、投稿者以外の閲覧者にはいいね数が表示されなくなります。さらに2025年5月からは「閲覧数」も表示される仕様に変更され、ユーザーが複数の指標を気にする状況が生まれています。Meta社がこの機能を導入した背景には、若年層を中心とした「いいね数への過度な執着」がメンタルヘルスに悪影響を与えるという課題への配慮があります。
いいね数が与える心理的影響
いいね数は投稿者に強い心理的プレッシャーを与えます。特にサロンオーナーや個人事業主は、投稿のたびに「他サロンより少なかったらどうしよう」と不安を感じ、投稿自体を躊躇してしまうケースが多発しています。この「承認欲求」と「比較不安」の悪循環は、本来の目的である「来店につながる質の高い投稿」から意識を遠ざけ、運用効率を大きく低下させるのです。
美容サロンが抱えがちなインスタ運用の悩み
いいね数が少なくて不安になる
投稿後すぐにいいね数をチェックし、「まだ10しかついていない」と落ち込む経験はありませんか。美容サロンの場合、フォロワー数が数百〜数千規模であれば、投稿のいいね数が50〜200程度でも十分健全な反応率です。しかし他サロンの「バズっている投稿」と比較してしまい、自分の投稿を過小評価してしまうオーナーが非常に多いのが現実です。
投稿内容より数字を気にしてしまう
本来は「どのビフォーアフターがお客様の心に響くか」「どのメニュー紹介が予約につながるか」を考えるべきなのに、「いいねがつきやすいトレンド投稿」ばかりを追いかけてしまう状態です。この状態が続くと、サロンの強みや世界観がぼやけ、結果として「フォロワーは増えても来店に結びつかない」という本末転倒な運用に陥ります。
他サロンと比較して落ち込む
競合サロンの投稿に数百のいいねがついているのを見て、「自分には無理だ」と諦めてしまうケースです。しかし実際には、いいね数の多さと来店率・リピート率は必ずしも比例しません。むしろ「ターゲットに刺さる投稿」を継続的に発信しているサロンの方が、いいね数が少なくても安定した集客を実現しています。
インスタいいね数を非表示にするメリット
フォロワー目線での安心感
いいね数が表示されないことで、フォロワーは「他の人の評価」を気にせず、純粋に投稿内容だけで判断できるようになります。特に新規フォロワーにとっては、「いいね数が少ないから信頼できない」という先入観を持たれるリスクが消え、フラットな目線でサロンの技術や世界観を評価してもらえます。これは特に開設したばかりのアカウントや、フォロワー数が少ないサロンにとって大きなアドバンテージです。
投稿の世界観・ブランディングに集中できる
いいね数を気にしなくなると、「バズ狙い」ではなく「自サロンらしさ」を追求した投稿に集中できます。例えば、ナチュラル系サロンなら落ち着いたトーンの投稿を、トレンド特化サロンなら最新スタイルの連続投稿を、戦略的に展開できるのです。この「一貫性」こそが、フォロワーの記憶に残り、「あのサロンに行きたい」という強い動機を生み出します。
数字より「来店につながる発信」へ意識が変わる
いいね数が見えなくなることで、運用者の意識は自然と「どうすれば予約ボタンを押してもらえるか」というゴールに向きます。具体的には、プロフィール導線の最適化、ストーリーズでの空き状況共有、リールでの施術プロセス公開など、「来店行動」に直結する施策に時間を使えるようになります。これこそが、いいね数非表示の最大のメリットです。
インスタいいね数を非表示にするデメリット
バズ投稿の証明が弱くなる
いいね数が非表示になると、「この投稿は1000いいねを超えた」という実績を初見ユーザーに示せなくなります。特に、過去にバズった投稿を「人気の証明」として活用していたサロンにとっては、新規フォロワーへの信頼構築が難しくなる可能性があります。ただし、この問題は「保存数」や「コメント数」といった他の指標で補完できるため、完全なデメリットとは言えません。
初見ユーザーへの影響
初めてアカウントを訪れたユーザーは、いいね数を「そのサロンの人気度」を測る簡易指標として利用します。非表示にすることで、この判断材料が一つ減るため、プロフィール文やハイライト、投稿内容そのもので「信頼感」を獲得する必要性が高まります。裏を返せば、これらの要素を丁寧に作り込めば、いいね数に頼らない強固なブランディングが可能になります。
運用改善の指標が減るリスク
いいね数は「どの投稿が響いたか」を判断する分かりやすい指標です。非表示にした場合でも投稿者自身は数値を確認できますが、フォロワーからのリアクションを総合的に判断するには、リーチ数・保存数・プロフィールアクセス数・ウェブサイトクリック数など、インサイトの詳細分析が必要になります。この分析習慣がないサロンにとっては、改善のPDCAが回しにくくなる可能性があります。
いいね数非表示が向いている美容サロン・向いていないサロン
個人サロン・小規模サロンの場合
フォロワー数が500〜3000人程度の個人・小規模サロンには、いいね数非表示が非常に有効です。理由は、そもそもいいね数が大手サロンほど伸びにくく、「数字の劣等感」が運用モチベーションを下げるリスクが高いからです。また、個人サロンは「スタイリストの個性」や「丁寧な接客」が強みであり、いいね数より「この人に施術してほしい」という共感が集客の鍵になります。非表示にすることで、オーナー自身のストレスが減り、継続的な発信がしやすくなる効果も見逃せません。
スタッフ多数・大型サロンの場合
スタッフが5名以上在籍し、複数のスタイリストが投稿を担当する大型サロンでは、いいね数を「スタッフ間の競争指標」として活用しているケースがあります。この場合、いいね数を非表示にすると、各スタッフのモチベーション管理が難しくなる可能性があります。ただし、インサイトの「保存数」や「プロフィールアクセス数」を共有する仕組みを作れば、いいね数に頼らないスタッフ評価も十分可能です。
集客目的別の判断基準
認知拡大フェーズ(開業〜半年)のサロンは、いいね数を表示して「人気感」を演出する方が有利な場合もあります。一方、安定集客フェーズに入っているサロンや、リピーター獲得重視のサロンは、いいね数非表示にして「世界観」と「来店導線」に集中する戦略が効果的です。また、新規客よりリピーター育成を重視するサロンは、ストーリーズ中心の運用に切り替え、フィード投稿のいいね数を気にする必要自体が減ります。
いいね数を隠しても集客を伸ばすインスタ運用ポイント
世界観・統一感を重視した投稿設計
いいね数が見えない環境では、アカウント全体の「第一印象」が来店率を左右します。具体的には、投稿のトーン(明るい/落ち着き系)、色味(暖色/寒色)、構図(正方形/縦長)を統一し、プロフィールページを訪れた瞬間に「このサロンのスタイルが好き」と思ってもらえる設計が必須です。Canvaなどのツールでテンプレートを作成し、毎回同じフォーマットで投稿することで、視覚的な統一感が生まれます。
ビフォーアフター・お客様の声の活用
いいね数に代わる「信頼の証」として最も効果的なのが、ビフォーアフター写真とお客様の声です。特に「Before→Process→After」の3枚構成投稿は、施術の過程が見えることで専門性と信頼感を同時に伝えられます。また、お客様から頂いた感想をテキストでキャプションに掲載したり、ストーリーズでシェアしたりすることで、「リアルな評価」が新規客の背中を押します。
【プロ級テクニック】「Before→After」ではなく「After→Before」の順で投稿する
これは多くのサロンが見落としている裏技です。Instagramのアルゴリズムは「最初の3秒」でユーザーの興味を引けるかを重視します。そのため、1枚目に「完成形(美しいAfter)」を配置し、2枚目で「施術前のBefore」を見せることで、「こんなに変わるの!?」というインパクトを最大化できます。これにより、スワイプ率(複数枚投稿の閲覧率)が劇的に向上し、エンゲージメントが高まります。
ストーリーズとリールの使い分け
ストーリーズは24時間で消える特性を活かし、「今日の空き状況」「限定クーポン」「スタッフの日常」など、リアルタイム性と親近感を重視した発信に最適です。一方、リールは最大90秒の動画で、「施術プロセスの早回し」「スタイリング方法のHow-to」「お客様のリアクション」など、エンターテイメント性の高いコンテンツで新規フォロワー獲得に貢献します。両者を組み合わせることで、「リールで認知→ストーリーズで親近感→プロフィールから予約」という理想的な導線が完成します。
【プロ級テクニック】「ストーリーズ→ハイライト→プロフィール誘導」の3段活用
ストーリーズは消えてしまうため、重要な情報は必ず「ハイライト」に保存しましょう。例えば「料金表」「アクセス」「よくある質問」「スタッフ紹介」などをハイライトにまとめることで、初見ユーザーが知りたい情報を即座に提供できます。さらに、ハイライトのカバー画像を統一デザインにすることで、プロフェッショナルな印象が格段に高まり、いいね数がなくても「このサロンは信頼できる」と感じてもらえます。
実際にいいね数非表示で成果が出たサロンの共通点
フォロワー数より来店数を重視
成果を出しているサロンは、「フォロワー◯人達成」ではなく「Instagram経由の来店◯件」をKPIに設定しています。具体的には、プロフィールに「予約はDMまたはプロフィールのリンクから」と明記し、月ごとの予約数を記録。投稿内容と予約数の相関を分析することで、「どの投稿が来店につながったか」を可視化しています。この運用により、いいね数に一喜一憂せず、本質的な成果指標にフォーカスできるのです。
プロフィール導線の最適化
いいね数非表示で成功しているサロンは、プロフィール欄の作り込みが圧倒的に丁寧です。営業時間・電話番号・予約ページのリンクを必ず記載し、リンクが1つしか設置できない制約に対しては、リンクツリーやInstagramの予約ボタン機能を活用しています。さらに、CTA(行動を促す文言)として「ネット予約はこちら」「DMで空き状況確認OK」など、具体的なアクションを明示することで、ユーザーの迷いを排除しています。
投稿テーマの一貫性
成功サロンに共通するのは、「誰に向けて、何を伝えるか」が明確な点です。例えば、「30代女性の白髪悩み解決」に特化したサロンなら、全投稿がこのテーマで統一されています。この一貫性により、フォロワーは「このサロンは私のための場所だ」と認識し、いいね数に関係なく来店を決断します。逆に、トレンドを追いかけるだけの投稿は、たとえいいねが多くても来店には結びつきません。
インスタいいね数非表示の設定方法
スマホでの設定手順
iPhoneおよびAndroidアプリから設定する場合、以下の手順で行います。
- Instagramアプリを開き、プロフィール画面に移動
- 右上のメニュー(≡)をタップし、「設定とプライバシー」を選択
- 「投稿」をタップ
- 「いいね数と再生回数を非表示」をオンにする
この設定により、自分が閲覧する他人の投稿のいいね数もすべて非表示になります。自分の投稿だけを非表示にしたい場合は、次の「投稿ごとに切り替える方法」を使用してください。
投稿ごとに切り替える方法
投稿ごとに個別にいいね数を非表示にする設定も可能です。
新規投稿時の設定(スマホ)
- 投稿画面で写真・動画を選択
- キャプション入力後、「詳細設定」をタップ
- 「いいね数と閲覧数を非表示にする」をオンにする
- 「シェア」で投稿完了
既存投稿の設定変更(スマホ・PC共通)
- 該当投稿を開く
- 投稿右上の「…」(オプション)をタップ
- 「いいね数を非表示にする」を選択
この方法なら、「バズった投稿はいいね数を表示、伸び悩んだ投稿は非表示」といった柔軟な運用が可能です。
まとめ
いいね数に振り回されないインスタ運用が集客を安定させる
いいね数は投稿の反応を測る一つの指標に過ぎず、来店数やリピート率とは直結しません。むしろ、いいね数に執着することで、本来注力すべき「ターゲットに刺さる投稿」や「予約導線の最適化」がおろそかになるリスクの方が深刻です。いいね数を非表示にすることで心理的なプレッシャーから解放され、継続的で質の高い発信が可能になります。
自サロンの目的に合わせた選択が成功のカギ
開業直後で認知拡大を優先するサロンと、リピーター育成フェーズのサロンでは、最適な戦略が異なります。いいね数非表示は万能の正解ではなく、あなたのサロンの現状・目標・運用リソースに応じて判断すべき選択肢です。重要なのは、「いいね数を表示するかどうか」ではなく、「来店につながる投稿を継続的に発信できているか」という本質です。この記事で紹介した具体的なテクニックを実践し、数字に振り回されない自信のある運用を実現してください。
